交際期間が長くなってくると、ちょっとした彼氏の間違いに気づいたときに指摘すべきかどうかを迷う瞬間が出てくるのではないでしょうか。指摘すると怒る男性もいますが、見て見ぬフリをするのは彼のためにならないのでは？ と思う女性もいるようです。
そこで、今日は彼氏の間違いや勘違いに気づいたときの伝え方を紹介します。思ったことをついストレートに伝えてしまうという女性はとくに、ぜひ参考にしてください。
1.漢字や日本語の間違いに気づいたら
まずは、彼氏の使う日本語や言葉遣い、漢字の間違いなどに気づいたときの伝え方を紹介します。
たとえば、もしこんな風に彼氏の使う日本語が間違っていると気づいたら、あなたはどうしますか？
彼氏「こんな失敗するのも、そもそも俺の役不足が原因だと思うんだけどね」
彼女「え、役不足？（そこは力不足なんじゃ……）」
ストレートに、「そこは役不足じゃなくて力不足でしょ！」と指摘する女性もいるのでは？ ですが、そもそも役不足の意味を履き違えている彼は、あなたの言っている意味をすぐには理解できません。ましてや、ハッキリと「あなたは間違ってるよ」と指摘されれば、たとえ自分の間違いに気づいたとしても彼は傷つくでしょう。場合によっては怒ってしまう人もいるほどです。
では、この場合は彼氏の間違いを指摘しない方が良いのでしょうか？
タイミングを計り、さりげなく伝えよう
彼氏の使う日本語や言葉遣い、漢字の間違いなどに気づいたときは、まずその瞬間の空気を読むことが大切です。
たとえば、先ほど挙げた会話例のように彼氏が落ち込んでいる場合、落ち込んでいる彼氏へわざわざ間違いまで指摘して彼をさらにヘコませる必要はありませんよね。ほかにも、悩んでいるときや怒っているとき、心から楽しんでいるときなどに間違いを指摘するのはNGです。その場は聞き流しましょう。
指摘しない方が良いのは、その場では彼の間違いよりも大切にすべきものがあるからです。彼氏が心から楽しんでいるときに間違いを指摘すれば、楽しい気持ちを冷めさせることにもなりかねません。
後日、もし何度も同じ言葉や漢字を間違うようなら、サラッと間違いを指摘してみると良いですね。ただし、あくまでもさりげなく伝えることがポイント。
たとえば、
「それってもしかして○○のこと？」
「○○じゃなくて、○○じゃないかな？」
など、「私はこう思うけど違っていたらゴメンね」という気持ちで伝えるのがオススメです。
反対に、彼の間違いそのものではなく彼自身を否定するような伝え方はNG。「前から思ってたんだけど、よく日本語の使い方を間違えてるよね」などと伝えないよう、気をつけてくださいね。
2.記憶違いや勘違いに気づいたら
次は、彼氏の記憶違いや勘違いに気づいたときの伝え方を紹介します。
たとえば、もし彼氏がこんな勘違いをしていたら、あなたはどうしますか？
彼氏「この人（芸能人）って確か俺と同じ（30歳）くらいの年齢だよな？」
彼女「え、そうだっけ？（この人まだ22歳くらいだったと思うな……）」
もしや、すかさずスマホで芸能人の年齢を確かめて彼氏へ見せるなんて行動を取っていませんか？
2人にとって重要なことにだけ注目しよう
彼氏の記憶違いや勘違いに気づいたときは、まずその事柄が2人にとって重要なことなのかどうかを考えてみてください。
先ほどの例で言えば、その芸能人が何歳であろうと2人にとっては関係のないことですよね。もし「彼氏が年齢をごまかしているかもしれない！」となれば話は別ですが、そうでない限りはハッキリ言ってどうでも良いことです。
白黒つけたがる性質をもつ女性が多いため、「私が正しいのか彼氏が正しいのかをハッキリさせたい！」と思う女性は少なくありません。ところが、その行為は彼氏に「あなたは間違ってたんだから、ちゃんと認めてよね」と言っているようなものです。
そもそもが2人にとってどうでも良いことなのに、そこまでする必要があるのでしょうか？
「私の記憶が正しい」と思いたいなら、後でその芸能人の年齢を調べて自分1人で納得すれば済む話。それを、「ほら、やっぱりこうだった！」と彼氏へ見せて彼の間違いを指摘する必要なんてありませんよね。
あなたの気づいた彼氏の記憶違いや勘違いが2人にとって重要ではないことだったなら、その場では「私はこう思うけどな」くらいの発言にとどめておきましょう。
指摘するのは本当に彼氏のため？
かつて、「こんなネイルかわいいじゃん、ボールドとか」と言った私に、相手が「もしかしてそれってボルドーのこと……？」と突っ込み、「私との会話には高度な予測変換が必要だね！」と2人で大笑いしたことがあります。 ですが、もしもこのときに「ボルドーでしょ？ ホントよく間違えるよね」などとキツく指摘されていたら、大笑いする気持ちにはなれなかったと思います。
彼氏の間違いを指摘するのは、本当に彼のためですか？ 自分の考えが正しいことを示したいだけではありませんか？ 「彼氏のため」と思うなら、その間違いを指摘することが本当に彼のためになるのかどうかを一度しっかり考えて、傷つけない伝え方を心がけてくださいね。
ライター：永瀬なみ
