もし彼氏に「タバコをやめてほしい」と言われたら、あなたはタバコをやめますか? 付き合う前からタバコを吸っていた場合、「何で今さらそんなこと言うんだろう?」と思う女性も少なくないでしょう。中には、「彼氏に言われたからやめるなんて絶対イヤ!」と思う女性もいるのでは?
そこで、今日は「彼氏にタバコをやめてほしい」と言われたときに考えてほしいことを紹介します。「いつかやめようとは思っているけど……」と思う女性は、ぜひ参考にしてみてください。
「彼氏に言われたからやめる」のがイヤな理由
たとえ大好きな彼氏から言われたことだとしても、「これで自分がタバコをやめたらまるで彼氏の言いなりになっているみたい」と思ったり、「誰かに言われて吸い始めたワケじゃないし、やめるときも自分で決めたい」と思ったりする女性は少なくないでしょう。
なぜそんな気持ちになるのかというと、それには「自分の行動は自分で決めたい」「自分の自由を人に奪われたくない」という心理が関係しているからだと考えられます。
たとえば、もともと欲しいと思っていたものでも、店員さんに「これ買った方がいいですよ」と言われて、何となく買いたい気持ちが薄れてしまった経験はありませんか? または、「このお店では買いたくない」と思う人もいるでしょう。
これは、店員さんの言いなりになるのはイヤだと思う気持ちの表れだと考えられます。
ほかにも、「しちゃダメ」と言われると余計にしたくなったり、しようと思っていたことを先回りして言われると意欲がうせたりするのも、もともと人に備わっている心理が原因です。
そう考えると、「彼氏に言われたから」ではなく「自分で決めたから」という理由であれば、あなたは何の抵抗もなく卒煙に臨めるのかもしれませんね。
やめたい気持ちがあるから余計にムカつくのかも
「タバコやめたら?」と彼氏に言われてムカつくのは、自分でもタバコをやめたいと思っていて、それでもやめられない現実に自分で気付いているからだとも考えられます。
というのも、人は自分の弱い部分を隠したいときにも怒りの感情を抱くからです。
あなたが怒れば、相手はあなたと距離を取ろうとしますよね。また、彼に怒りを向けることで、あなた自身も自分の弱い部分から目を背けようとしているのかもしれません。
ほかにも、
・ぶりっこをする女性がムカつく
・モテる女性がムカつく
・若い女性がムカつく
といった怒りは、嫉妬している気持ちや憧れている気持ちを自分で認めたくないからこそ現れる感情だといえます。
もしあなたが彼氏に卒煙を勧められてムカついたなら、「本当は私もやめたいと思っているのかな?」と考えてみるのがオススメです。自分の気持ちに気付き、その気持ちを素直に受け入れると、気持ちが随分ラクになりますよ。
喫煙と卒煙それぞれのメリット・デメリットを考えてみよう
もし自分の中に卒煙したい気持ちが少しでもあることに気付いたなら、今度はぜひ喫煙を続けることと卒煙すること、それぞれのメリット・デメリットを考えてみてください。
これまで何を言われても何とも思わなかったのに、ある1つのデメリットに気付いたことですんなりと卒煙を決意できる場合があります。
たとえば、私の知人が卒煙を決意したきっかけは、「タバコを吸う場所を探すのってすごいストレス。タバコさえ吸っていなければこんなストレスもないのに!」と思ったことでした。
何をするにも、やはり実際に自分で感じることが何よりも大切です。もしこれまでにメリットやデメリットを一度も考えたことがなかったなら、これを機に考えてみてはいかがでしょうか。
自分の行動は自分で決めてOK
今日は、「彼氏にタバコをやめてほしい」と言われたときに考えてほしいことをお伝えしました。
ちなみに、私も20代の半ばに卒煙をした経験があります。私がタバコをやめたきっかけはタバコの値上げでしたが、卒煙を決意した理由はタバコを吸った後もしばらくは私の吐く息に有害物質が含まれているという事実を知ったことでした。
もし少しでも「やめた方がいいのかな」と思うなら、あなたも喫煙と卒煙のメリット・デメリットを調べてみてください。これまでのこだわりがウソのように、突然「私もタバコやめよう!」と思うかもしれませんよ。
Written by:ながせ なみ(コラムニスト・カウンセラー)