好きな人や彼氏に食事へ連れて行ってもらったときや家まで送ってもらったときなどに、無意識に「いつもごめんね」と伝えていませんか?
実は、彼女や好きな人のためにと思って何かをしてくれた男性に対して「ごめんね」と言うとガッカリされてしまう可能性があります。
今回は、恋愛における男性心理として、女性が無意識に使っている「ごめんね」を「ありがとう」に言い換えるメリットをお伝えします。女性に「ごめんね」と言われたときの男性心理や言い換える方法もいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
■謝りたがる日本人
日本人は、とにかく謝りたがる人種だと言われています。
有名なのが、お土産を渡すときの決まりゼリフ。
「つまらないものですが、良かったらどうぞ」
外国人から見れば、何でそんなものを人に渡すんだ!? と思うそうです。
問題なのは、「ありがとう」と言うべきところで「すみません」と言ってしまうところ。
たとえば、先ほどとは反対にお土産をもらったとき、とっさに「いつもすみません」と言ってしまう人は多いのではないでしょうか。本来なら、謝るべきシーンではなくお礼を言うべきシーンですよね。
このように、日本人は謙虚な姿を見せようとする習慣があります。
ビジネスシーンにおいては謙虚な姿勢が気に入られることもあるでしょう。ところが、恋愛においては反対に男性を不快にさせてしまう危険があるようです。
ここからは、女性に「ごめんね」と言われたときの男性心理をご紹介します。あわせて、「ごめんね」を「ありがとう」に言い換える方法もいくつかご紹介しましょう。
■お礼なら「ありがとう」
男性に何かをしてもらったときは、「ごめんね」ではなく「ありがとう」を使いましょう。
たとえば、
●いつも送ってもらってごめんね
●ごちそうになってばかりでごめんね
●(荷物を)持ってもらってごめんね
などは、女性がつい言ってしまうセリフです。
もちろん、女性に悪気はないですよね。感謝しているからこそ、きちんと言葉に出して伝えているのでしょう。
ところが、残念ながら「ごめんね」に乗せて伝えたつもりのあなたの感謝は男性には伝わっていないことが多いです。
と言うのも、実は女性に「ごめんね」と言われても男性はうれしくありません。それどころか、男性の中には何かあるごとに「ごめんね」と言う女性に対して、モヤッとしたりイラッとしたりする人がいることも分かっています。
男性には、「好きな人を自分の手で助けてあげたい」「好きな人の役に立ちたい」という気持ちがあります。ですから、女性のために何かをしてあげたときには「ありがとう」と素直に喜んでもらいたいのです。
反対に、あなたも想像してみてください。
友達に誕生日プレゼントをあげたときに、
「気を使わせたみたいで何かごめんね……」
と言われるのと
「え、私にくれるの!? ありがとう♡」
と言われるのと、あなたはどちらの言葉がうれしいですか? 大半の人は、素直に「ありがとう」と喜んでくれた方がうれしいと感じるのではないでしょうか。
恋愛においても、男性に「ありがとう」と伝えることはご褒美を与えるのと同じ効果があります。うれしいときは、素直に「ありがとう♡」と伝えるようにしてくださいね。
■断るときも「ありがとう」
恋愛における男性心理を考えるなら、断るときも「ありがとう」を使いましょう。
気になる彼からせっかく誘ってもらったのに、残念ながら予定が合わなくて断らざるを得ないこともありますよね。
そんなとき、つい「ごめんね、その日はちょっと予定があって……」と言ってしまいそうになる女性も多いのでは?
実は、ただ「ごめんね」と断ってしまうと、断られた側の男性は断られたことだけが記憶に残ってしまいます。
男性はプライドが高いため、誘いづらい女性は誘いません。
また、誘いを断られることでプライドが傷つくため、あなたを誘うことに恐怖心をいだきます。もしかすると、一度しか断っていないにもかかわらず、もう誘ってもらえないかもしれません。
そこでオススメなのが、断るときも「ありがとう」を使うこと。
たとえば、「誘ってくれてありがとう! ものすごくうれしいんだけど、実はその日ほかの予定が入っててどうしても断れないんだ……本当にごめんね。また誘ってくれるとうれしいな♡」などの伝え方なら、誘われたことを喜ぶ気持ちもしっかり伝えられます。
悪気がなくても、「ごめんね」の一言によって男性のプライドを傷つけることがあるので気をつけてくださいね。
■みんなうれしい「ありがとう」
恋愛においてはもちろんのこと、どんなシーンにおいても「ありがとう」と言われて嫌な気分になる人はいません。それどころか、中には「ありがとう」と言われたくて行動を起こす人もいます。
エレベーターの扉を開けて待ってくれた人にも、落とし物を拾ってくれた人にも、つい謝ってしまいがちですよね。そんな毎日の小さな「すみません」から見直してみてください。
「すみません」や「ごめんね」と言うことが多い人は、今日から「ありがとう」を心がけましょう。
ライター:永瀬なみ