彼氏と話していて、何となく「今ウソついた?」と思うこともあるのではないでしょうか。一度や二度ならまだしも、何度も「ん?」と思うことが続けば、さすがに見て見ぬフリはできないでしょう。
そこで、今日は男性がウソをつくときに表れやすい3つのしぐさを、行動心理士でもある恋愛カウンセラー、ながせ なみが解説します。行動心理学の観点から代表的なしぐさを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
その1.目・手・口を隠すしぐさ
最初に紹介するのは、
・目
・手
・口
などを隠すしぐさです。
人がウソをつくときには、ウソがバレないようにこれらの部分を隠そうとします。
たとえば、
・口を隠すようなしぐさをする
・たばこを吸い始める
・飲みものを飲むペースが速まる
といったしぐさが現れたときは、「うっかり口をすべらせてしまわないように」と思う気持ちが行動に表れているのかもしれません。
また、手をポケットに入れたり体の後ろで手を組んだりし始める行動も、ウソをついたときに現れやすいしぐさです。
その2.自分の体に触れるしぐさ
次に紹介するのは、自分の体に触れるしぐさです。
誰しも、ウソをついたときは少なからず「ウソがバレてしまうかも」と不安になりますよね。すると、人は自分の体に触れて少しでも安心しようとします。これは、行動心理学で『なだめ行動』と呼ばれるしぐさです。
たとえば、
・困ったときに頭をかく
・恐怖を感じたときに自分で自分を抱きしめる
・不安なときに喉元を触る
といった行動は、代表的な『なだめ行動』といえるでしょう。
実は、この『なだめ行動』には男性特有のしぐさと女性特有のしぐさがあります。
具体的には、
・ネクタイを触る、直す
・首の後ろを触る
・おでこや鼻をこする
などは男性によく見られる『なだめ行動』です。
その3.不自然な反応
不自然な反応が現れたときも、ウソをついている可能性があります。
男性がウソをついたときに感じる女性の違和感は、そのほとんどが男性の不自然な反応が原因だといってもいいかもしれませんね。
たとえば、
・急に目を合わせなくなった
・笑顔がぎこちない
・あいまいな返事をして話を変える
といった男性の反応を見ると、「何か怪しい……」と感じる女性も多いのでは?
行動心理学においても、これらの行動はウソをついているときに現れやすいといわれています。
ほかにも、
・まばたきが増える
・急に目を大きく見開く
・口数が急に増える
といった行動が現れたときは、ウソをついている可能性があると考えてよいでしょう。
男性のウソを見極めるときの注意点
最後に、男性のウソを見極めたいときに注意すべき点を紹介します。
注意点1.決めつけは厳禁
まず注意してほしいのは、決めつけないことです。
ウソをついている人に現れやすいしぐさとして知られる行動であっても、そのしぐさをしたからといって絶対にウソをついているとは限りません。
たとえば、あなたが「私のこと好き?」と彼に聞いたとき、「好きだよ」と言いながら彼が頭をかいたとします。
この『頭をかくしぐさ』は、先ほど、なだめ行動の1つだとお伝えしました。
ですが、なだめ行動はウソをついたときだけに現れるしぐさではないため、注意が必要です。
頭をかくしぐさでいえば、
・照れたとき
・汗をかいたとき
・単に頭がかゆいとき
といった場合にも現れます。
そう考えれば、なだめ行動を取った理由がウソをついているせいだとは言い切れないですよね。
仮にウソをついたときに現れやすいしぐさを発見しても、「あ~絶対ウソついてる!」と決めつけないように注意しましょう。
注意点2.人によっては単なるクセかも
もう1つの注意点は、そのしぐさが単なるクセである可能性もあることです。
行動心理学では、貧乏揺すりをしたり鼻を触ったりする行動は、なだめ行動の1つだといわれています。ですが、人によっては貧乏揺すりや鼻を触るしぐさがクセになっている可能性もありますよね。
相手の男性がウソをついているかどうかを見極めるには、日頃から相手の行動を観察しておくことが大切です。いつもと違うかどうかはウソを見極めるうえで大きなポイントとなりますので、ウソを見極めたいと思ったら彼のしぐさをよく観察しましょう。
疑心暗鬼は不幸の始まり?
男性のウソを正確に見抜くことが幸せへの近道なのかというと、そうでもありません。ある心理学者の調査によれば、男性のウソを正確に見抜ける女性ほど恋人や夫がいないという結果が出たようです。
仲の良いカップルでいるためには信頼する気持ちが必要不可欠ですから、疑心暗鬼にならないよう注意しましょう。
Written by:ながせ なみ(コラムニスト・カウンセラー)