彼氏との交際が始まってしばらくすると、だんだん彼氏の嫌なところが目につき始めることがあります。彼氏の嫌なところが目につき始めたら、彼氏に伝えるべきなのでしょうか?
もしかしたら、彼氏の嫌なところが目につくのは当然のことなのかもしれません。また、反対にあなた自身に目を向けることで彼氏への不満が消える可能性もあります。
今回は、彼氏の嫌なところが目につき始めたときに考えるべきことを4つご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
1.嫌なところが見えたら裏返して考えてみる
まずは、彼氏の嫌なところが見えたら裏返して考えてみるクセをつけましょう。
実は、女性は好きになった部分を嫌いになることが多いです。
たとえば、
・優しさに惹かれた → 八方美人なところを嫌いになる
・面白さに惹かれた → 真面目な話ができないところを嫌いになる
・しっかり者なところに惹かれた → 何でも論理的に話すところを嫌いになる
など。
短所は長所の裏返しですから、単純に考えれば長所に見えていた部分が実は短所だっただけなのかもしれません。反対に言えば、彼氏の短所も裏を返せば長所だということです。
そこで、彼氏の嫌なところが見えたら嫌だと思った部分を裏返して考えてみてください。
もし「彼は何でも私に決めさせる!」と不満に感じたなら、「まぁでもそのお陰でいつも私の行きたいところに行けるんだからいっか」と考え直してみると良いでしょう。
上手に裏返して考えられない場合は、まったく別の部分でも良いので彼氏の良い部分を探してみてください。1つ嫌なところが見えても、そのたびに良いところを1つ見つけられると彼氏に対するイラつきが軽くなります。
2.彼氏じゃなくても気になる?
彼氏の嫌なところが見えたら、「これは彼氏じゃなくても気になることかな?」と考えてみるのもオススメです。
たとえば、先ほどの「彼は何でも私に決めさせる!」という不満は彼氏だからこその不満だと考えられます。おそらく、「彼氏にはこうあってほしい」「彼女はこうあるべき」と思っている理想があって、彼氏が自分の理想どおりに動いてくれないことが不満につながるのでしょう。
そもそも、いくら彼氏とは言え恋愛観がまったく同じなんてことはあり得ません。(※恋愛観=恋愛に関する価値観)価値観が人によって違うのは当たり前です。
また、あなたの恋愛観が正しくて彼氏の恋愛観が間違っているということもあり得ません。価値観に正解や不正解はないからです。
もしも「彼の嫌なところって結局は私の恋愛観とズレているだけなんだ」と気づいたなら、直すべきはあなたの恋愛観の方かもしれませんよ。
3.ただの「男女の違い」では?
彼氏の嫌なところは、実はどの男性にも共通している可能性があります。
と言うのも、彼氏の嫌なところは彼氏の欠点なのではなく、ただの男女の違いということも多いからです。
たとえば、
・あんまり「好き」と言わない
・記念日を忘れる
・LINEがあんまり続かない
・デリカシーがない
などは、割とどんなカップルにも当てはまる彼氏への不満です。
彼氏に対して嫌だなと思うところが見えてきたら、友達などに相談してみると良いでしょう。「もしかして男の人ってそういう人が多いのかも!」と気づくことで、嫌なところを「男の人ってそういうものなんだ」と受け入れられるかもしれません。
4.自分だけを基準に考えるのはやめよう
もしかして、あなたは過去に付き合った男性に対しても同じようなことを考えていませんでしたか? 「欠点を直してくれない彼氏なら別れればいい」と考えているうちは、どんな男性と交際しても最終的には相手の欠点にばかり注目してしまいます。
つまり、彼氏へのダメ出しばかりする部分こそがあなたの最大の欠点である可能性が高いということ。
もしかしたら彼氏もあなたに不満があって、その不満を含めたあなたのすべてを受け入れてくれているのかもしれません。
あなたが嫌だと感じるところは、本当に直してもらわなければいけない部分なのでしょうか? 自分を基準に考えすぎていないか、一度よく考えてみてくださいね。
指摘し始めるとダムが決壊する
彼氏の嫌なところが目についたからと言って、何も考えずに指摘するのは危険な行為です。
実は、彼氏の欠点を指摘し始めると、彼氏に対して上から目線になったり彼氏を尊敬できなくなったりする可能性があります。
また、一度でも指摘すると、まるでダムが決壊したかのようにあれもこれもと不満があふれ出す可能性も。
一度ならず二度も三度も欠点を指摘し続けると、彼氏は自分のすべてを否定されている気がします。ましてや、男性はプライドが高い生き物。彼女から見下されている状況を許せません。
さらに、女性もまた「尊敬できる男性を選びたい」という心理が働き、どんどん彼氏への気持ちが薄れていく可能性もあるでしょう。
彼氏の嫌なところが目についたら、「彼氏にどう伝えよう」と考える前に自分自身の考え方に注目してみてくださいね。
ライター:永瀬なみ