好きな色が急に変わることってありますよね。また、季節によって気になる色が変わることもあるのではないでしょうか。実は、好きな色や気になる色で心理や性格が分かります。では、好きな色や気になる色が変わるのは一体なぜなのでしょうか。
今日は色彩心理学の観点から、私たちの好きな色が変わる理由と、気になる色で分かる心理をご紹介します。好きな色が急に変わった人や最近になってやたらと気になる色がある人は、ぜひ参考にしてみてください。
好きな色が変わるのは心に変化があったから
好きな色や気になる色が変わるのは、あなたの心に何かしらの変化が起こった証拠だと考えられます。
例えば、子どもの頃に好きだった色が年齢を重ねるにつれて変化していくケースは少なくありません。そしてその変化は、急に訪れることもあれば気付かないうちに訪れていることもあるでしょう。
流行の変化によっても好きな色は変わる
好きな色が変わる理由の1つに「流行」があります。というのも私たち人間は、頻繁に目に入るものを好きになる性質があるからです。
とはいえ流行が変われば好きな色も必ず変わるかといえば、そうとも限りません。流行色を嫌ったり流行自体を嫌ったりする人は、好きな色がコロコロ変わることもないと考えられます。
では流行や周りの影響に関係なく好きな色が変わった場合、心にどんな変化が起きているのでしょうか。
今の「気になる色」で自分の心理をチェックしてみよう
ここからは、好きな色や気になる色で分かる心理をご紹介します。最近になって好きな色が変わった人や急に気になり始めた色がある人は、参考にしてみてください。
ピンクが気になる時は愛に飢えている or 満たされている or 疲れている
ピンクは“愛”や“幸せ”、“癒やし”などを表す色です。
最近になって急にピンクが気になり始めた人は「恋愛をしたい」や「愛されたい」と思っているか、反対に「こんなに愛されて幸せ」や「毎日すごく満たされている」と感じているのではないでしょうか。
いずれにしても、ピンクが気になる時期は人に対して優しくなれる時期です。
ただし、これまで必死にがんばってきた人がピンクを好きになったときは要注意。心が疲れているのかもしれません。つまり精力的に活動してきた人の場合、心が癒やしを求めているからこそピンクが気になるということです。
こういう時は決断力が鈍くなりがちなため、大事な決断を迫られたときには慎重に判断するよう注意してくださいね。
青や紺が気になる人は冷静になりたい。水色が気になる人は解放されたい
同じ青でも、濃い青と薄い青(水色)で意味合いは異なります。
青のイメージは“冷静”や“信頼”、“知的”などですが、水色のイメージは“爽やか”や“開放感”、“自由”など。同じ青でもここまで違うということは、気になる色がどちらに近い青なのかによって意味合いも全く違ってくるということです。
最近になって青や紺などが気になり始めた人は「少し落ち着きたい」や「冷静になりたい」などと思っているのではないでしょうか。何かを冷静に考えなくてはいけない時や自立したい時、または悲しみを感じている時などには青や紺が気になります。
一方、水色が気になる時は開放的な気分を味わいたい時や現実逃避をしたい時などです。日頃から時間や責任に追われがちな人が水色を好み始めたら、そろそろ心が限界を迎えているのかもしれません。
いずれにしても、青系の色が気になる時は自分の気持ちと向き合うべき時期と捉えてよいでしょう。
オレンジ色が気になる時は注目を浴びたい時&活発に行動したい時
オレンジ色のイメージは“元気”や“前向き”、“親しみ”などです。そのイメージ通り、オレンジ色が好きな人は社交的で活発な傾向にあります。
では急にオレンジが気になり始めた時は、心にどんな変化があった時なのでしょうか。
オレンジ色が気になる時は、注目を浴びたい時や好奇心が強くなっている時などです。最近「家でじっとしていたくない」と思ったり「新しいことを始めたい」と思ったりすることがありませんか?
そんな気持ちを解消すべく、あなたは今オレンジ色を求めているのかもしれませんね。
また、これまであまり自分を出してこなかった人は「もっと自分を出したい」と思っている可能性があります。これを機に、したいことは「したい」したくないことは「したくない」と自分の気持ちを口に出してみてはいかがでしょうか。
ただし、オレンジ色を好む人は負けず嫌いな傾向があります。闘争心をむき出しにしたりムダな争いをしたりすると人間関係に亀裂を入れることにもなりかねませんので、その点には注意してくださいね。
気になる色が変わったら自分の気持ちと向き合おう
今日は私たちの好きな色が変わる理由と、気になる色で分かる心理をご紹介しました。
気になる色が変わった時は、ポジティブな感情だけでなくネガティブな感情にも目を向けてみるのがオススメです。意外と自分の気持ちに気付いていないケースは少なくないため「こういう気持ちがあるからこういう色を求めているのか」と分かるだけで気持ちが楽になるかもしれません。
最近になって気になる色が変わった人は、ぜひ自分の気持ちと向き合ってみてくださいね。
Written by:ながせ なみ(コラムライター・カウンセラー)