映画やTV、CMにタレント、さらには世界3大コレクションの一つ“N.Yコレクション”など様々な現場で活躍するヘア＆メイクアップ アーティストのNATSUKIさん。
第一回目ではそんな彼女が提案する、2016 S／S トレンドメイクを作るための基本である「ベース編」をご紹介しましたが、続くVol.2では「トレンドカラー編」、そして個性派なアナタのための「赤リップ編」をご覧頂きます！
“真っ赤な高めチーク”はもう古い!? 今年の春夏は“ピーチ&コーラル”でほっこり♡
NATSUKI：「頬の高め位置に置いた真っ赤なチークが引き続き人気ではありますが、この春夏のトレンドとして新たに注目されているのが“ピーチ&コーラル”です♪」
「黄色味の強い日本人の肌にも馴染みやすく、柔らかく華やかなピーチ（桃）やコーラル（珊瑚）は、透明感のあるヘルシースキンのチークやリップに加えることで、素肌のようなさりげない“ほっこり幸せムード”を演出できますし、優しげな印象も生まれますので、イベントが多いこれからの季節にピッタリ♡」
華やかで自然なピーチ＆コーラル
透明な素肌感は損なわず、ぷっくりした立体感を意識
STEP1：チーク
頬の中心辺り（笑った時に膨らむ部分）に、指で円を描くようにポンポンとチークをのせていく。その際に、円の中心は濃いめに入れてぷっくりとした立体感を意識するように塗るのがポイント。肌色がくすんでいると透明感のある素肌っぽさが半減するので、ファンデは薄づきが鉄則！
使用アイテム
MiMC ミネラルクリーミーチーク スマイリーコーラル(07)
リップは唇全体にのせて指でポンポンと馴染ませるだけ
STEP2：リップ
ツヤ感と潤いのあるリップを唇全体にのせてから、指を使って軽くポンポンと馴染ませる。ポイントはリップにもチークと同様に、自然な血色に近いピーチ＆コーラル系のカラーを選ぶこと。これによって全体に統一感も生まれて、まるで素肌を彷彿させるようなエフォートレスな質感に。
使用アイテム
PAUL&JOE リップスティック プティプリンセス(203)
AFTER
BEFORE
NATSUKI：「BEFOREメイクだとアイラインはブラウン、マスカラはブラック、リップは中途半端なピンク系と、全体的にまとまりに欠ける印象だったのですが、アイラインとマスカラをブラウン、チークやリップはコーラル＆ピーチと色に統一感を持たせたことで、幸せオーラを演出しつつも、頑張りすぎず自然な印象に仕上がったと思います♡」
「メイクをする際は“手”を使うことで、自分自身の体温と油分で肌馴染みも良くなり、ピンポイントにムラなくのせたい箇所にのせられます。皆さんもぜひ自分の手を味方につけて、メイクを楽しんで下さいね♪」
個性派なアナタのための今旬赤リップ！
明るく華やかなオレンジレッドで、夏らしさと個性を主張
見る者に強い印象を与える真っ赤なリップカラーは引き続きトレンド。とはいえ、昨年までのダークな赤とはうって変わって、今年は明るいイメージのオレンジレッドが新鮮♡ 取り入れる際にはマスカラとアイラインをブラウンで揃えることで、個性的に魅せつつ女性らしく柔らかな表情に。
リップ1本で、ツヤもマットも楽しみたい欲張り女子必見♡
1本のリップで色っぽいツヤ感と落ち着いたマットな質感を楽しみたいという人のために、グロッシーなリップをマットに仕上げる裏技をご紹介。①リップを唇全体に塗ってから一度ティッシュオフ。②その上からフェイスパウダーをのせる。この簡単テクでメイクの幅が広がること必至☆
使用アイテム
YVES SAINT LAURENT ルージュ ピュールクチュール (13)
コーラル編 オススメアイテムはコレ☆
チーク
※左から順に
MiMC ミネラルクリーミーチーク スマイリーコーラル(07)
リップ
※左から順に
PAUL&JOE リップスティック プティプリンセス(203)
YVES SAINT LAURENT ルージュ ヴォリュプ テ シャイン (15)
TOM FORD BEAUTY リップカラー スパニッシュピンク(01)
ESTEELAUDER ピュア カラー クリスタル シアー リップスティック (01)
Christian Louboutin シルキー サテン リップカラー Tres Decollete (200)
レッドリップ
※左から順に
YVES SAINT LAURENT ルージュ ピュールクチュール (13)
YVES SAINT LAURENT ルージュ ヴォリュプ テ シャイン (46)
まとめ
Vol.1「ベース編」、Vol.2「トレンドカラー＆赤リップ編」と、2回に渡ってヘア＆メイクアップアーティスト NATSUKIさんに2016 S／Sトレンドメイクの作り方をレクチャーしてもらいましたが、参考になりましたか？ ファッションもすっかり春夏モードが加速していく中で、さらにワンランク上を目指すなら最旬メイクを取り入れるのが近道♡皆さんもぜひチャレンジしてみて下さい！
前回記事
海外コレクションから学ぶ 2016 S／Sトレンドメイク！ Voi.1 〜ベース編〜
NATSUKI
幼少期よりアメリカンスクールに通い、高校はハワイへ。その後、単身パリへ渡仏。メイクアップスクールJ.P. Flurimon Parisに通いながら、パリコレクションをはじめ数々のコレクションを経験。2005年冬より活動拠点を日本に移し、フリーランスのヘアメイクとしてのキャリアをスタート。外側からだけではなく内側からの「美」をテーマに掲げ、モデル自身の魅力を引き出す高い技術力とバイリンガルならではの英語力を活かし、ジャンルを問わず様々な媒体にてグローバルに活躍中。
HP：Hair&Make-up Artist NATSUKI
