新型コロナウイルス感染症の対策として、2020年4月7日に日本では緊急事態宣言が発令されました。「緊急事態宣言はカップルのデートにどんな変化をもたらしているのだろう?」そんな疑問を抱いた筆者が独自に実施したアンケート調査の結果を、今日は紹介します。
緊急事態宣言が発令されてから、世の中のカップルは一体どのようにデートをしているのでしょうか。早速、アンケート結果を見てみましょう。
「会っていない」と回答したカップルが45%
2020年4月下旬に、「緊急事態宣言発令中の今、恋人とのデートをどうしていますか?」と尋ねたところ、実に約半数のカップルが「恋人とは会っていない」と回答しました。
次いで多かったのが「お互いの家で会っている」27.4%、最も少なかったのは「これまでと変わらない」13.1%です。
緊急事態宣言が発令される前は、いつもと変わらずデートを楽しんでいたカップルが多い印象でした。
例えば、とあるアンケート調査では、「新型コロナウイルスは、あなたの恋愛事情に影響を及ぼしましたか?」と女性読者に尋ねたところ、「何も変化がない」と答えた人が全体の26.6%にも上っています。
それどころか、「何も変化がない」と答えた人と「これまでと変わらず外に遊びに行っている」と答えた人を合わせると、実に全体の47.5%にも上っていました(※)。
ただ、これは3月中旬~3月下旬に実施したアンケートの結果です。
そこで、単なる“自粛要請”だった時期(3月)の数字と、“緊急事態宣言”が発令された後(4月)の数字を、もう少し分かりやすく比較してみることにしました。
その結果が、こちらです。
・3月に「これまでと変わらない」と回答した人の割合 47.5%
・4月に「会っていない」と回答した人の割合 45.2%
この数字を見ると、2つの数字がほぼ逆転していることに気付きます。
また、3月の時点では「お互いの家だけで会っている」と回答した人が全体の14.4%でしたが、4月のアンケートでは27.4%。実に約2倍の数字となりました。
3月と4月のアンケートは同じ回答者を対象に実施したものではないため、あくまで数字だけを比べた結果です。しかし、緊急事態宣言が発令されたことで外出を控えようと考えるカップルは増えていると考えられます。
「これまでと変わらない」が指すものとは
今回のアンケートでは、全体の13.1%が「これまでと変わらない」と回答しました。
つまり、10組に1組のカップルは、緊急事態宣言の発令前と発令後で何も変化がないということです。
ただ、「これまでと変わらない」が何を指すのかは分かりません。これまでも月に一度くらいしか会っていなかったカップルもいれば、遠距離恋愛で数か月に一度しか会えなかったカップルもいます。
そういったカップルは、緊急事態宣言が出たから会えないというワケではなく、単に会っていないだけです。そのため、アンケートでも「会っていない」という選択肢をあえて選んでいない可能性があります。
ただ、緊急事態宣言が延長となった場合には、これまでのペースが乱れるかもしれません。そうなった場合、今度は「これまでと変わらない」ではなく「会えない」を選択するのではないでしょうか。
もし緊急事態宣言が延長となったら、また時期を見て再調査したいと思います。
目指すは「雨降って地固まる」
今日は、新型コロナウイルスの緊急事態宣言を受け、カップルのデートにどんな影響が出ているのかをお伝えしました。
全く会えなくなってしまったカップルがいる反面、2人で過ごす時間が増え過ぎてウンザリしている同棲カップルも少なくありません。
しかし、こんな大変なときだからこそ、相手に何かをしてもらうことばかりを考えるのではなく、「この人のために私は何をしてあげられるだろう?」と考えてみてはいかがでしょうか。
「雨降って地固まる」ということわざがあるように、困難を乗り越えられたカップルは困難に立ち向かう前よりも絆が強まります。自分の力だけで乗り越えようとするのではなく、お互いに支え合うこと、そして時にはパートナーに頼る気持ちも大切です。
困難を無事に乗り越えるためにも、お互いに「2人で乗り越えよう!」という気持ちを強く持ってほしいと思います。
Written by:ながせ なみ(コラムニスト・カウンセラー)
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