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RIM.ARK(リムアーク)デザイナー 中村真里×企画PR 草野桜子 スペシャルインタビュー

LIFESTYLE 2016.09.08 by 2016.09.08

アクティブに働く女性に向けたミニマルなスタイルを軸に、シーズンのトレンドやリラックスムードをミックスしたアイテムを展開するRIM.ARK(リムアーク)。

今回はこの注目のブランドを二人三脚で牽引する、プロデューサー/デザイナーの中村真里と企画PRの草野桜子を迎え、二人の関係性から、クリエーションの源となるインスピレーションソース、そして今後の展望までを語ってもらった。

“デザイナーと企画PR”気になる二人の関係性

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まず、二人の関係性を教えてください。

中村真里:「もともと、地元で一緒に育った3歳からの幼馴染みなんですよ。彼女の方が大学進学で先に上京してきていて、私は23歳まで地元・福岡のヘアサロンで美容師の仕事をしていたんですけど、好きなファッションで仕事したいという夢を捨てられず、転職してシェルター博多店で働き始め、その後すぐに上京して、ザ・シェルター トーキョー表参道原宿店のショップスタッフに。」

「それでまた再会して一緒に遊ぶようになって、今は友人らと一緒にルームシェアしています。なので、朝から夜までずっと一緒にいる感じですね(笑)」

RIM.ARKを支えるパートナーシップ

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そんな桜子さんが、RIM.ARKに入った経緯は?

中村真里:「そもそも昨年、バロックで「スター発掘コンテスト」っていう“グランプリ受賞者の夢を何でも叶える”っていう社内コンテストが開催されたんですが、それで色んな戦いを勝ちぬき、グランプリを獲得して“自分のブランドを立ち上げたい”という私の夢が実現して誕生したのがRIM.ARK。」

「設立時は1人でやっていたんですけど、やっぱり1人の力じゃ回らない事も出てきちゃったので、スタッフを増やすコトになったんですね。で、それだったら自分で一緒に働きたい人を選ぶのがイイなぁと思って、彼女に声をかけました」

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出典:@sakurako_kusano Instagram

草野桜子:「そうですね。お互い上京して、また遊ぶようになった頃に「せっかくお互い東京に出てきたんだし、一緒に仕事がしたいね!」って話してて。」

「その頃、私はアパレルの店舗のディスプレイや内装、空間をディレクションするVMDって職業に就いていたんですが、ちょうど私自身もフリーランスで活動しようと考えていたタイミングで彼女から話しをもらい、自分の仕事と共通する感覚がRIM.ARKでも活かせるんじゃないかなと感じたし、真里となら一緒に頑張れるかなぁと思って、即OKしました!」

どのように仕事内容を分担されているんですか?

中村真里:「アイテムのデザインに関してはすべて私がやっています」

草野桜子:「今日のような撮影もそうですけど、ルックの撮影で使用するアイテムのスタイリングを組んだり、モデルさんの手配や、ポップアップショップのディレクションを担当したりと、皆さんが実際に目にするRIM.ARK.のイメージを、真里と相談しながら作っていくのが私の仕事です」

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出典:@_marinakamura_ Instagram

プライベートでもずっと一緒にいて、仕事でも一緒だと衝突する場面はないんですか?

中村真里:「アハハハ(笑)、よく聞かれるんですけど、ちょっとした意見の違いはあっても、それが理由でずっとケンカしているとかはないですね」

さすがに3歳からの幼馴染ですもんね、一緒にいるのが当たり前というか。

草野桜子:「多分、ふたりの性格が全然違うから上手くやれているんだと思いますね。真里は、自分のやりたいコトをトコトン極めるタイプで……」

中村真里:「逆に桜子がしっかり者だから、そんな私をサポートしてくれるっていう。仕事でもプライベートでも、本当に支えてもらってばっかりで(笑)。いいバランスだと思います♪」

クリエーションの源になるインスピレーションソース

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—バロックで展開している中でも、RIM.ARKは他ブランドとはかなり異なるテイストを持っていると感じます。実際、モノ作りの際には何からインスピレーションを得ていますか?

中村真里:「SNSは普段からよくチェックしていますね。桜子とはフォローしている人やカワイイと感じるツボが一緒なので、お互いにカワイイなと思ったモノを共有するようにしています。」

「今回持ってきたのは、まず生地見本。実際に見て触れて、この生地でこんなアイテムを作ったらイイんじゃない?ってデザインを思いつくパターンも結構アリますね。そもそも生地を見ること自体が好きなので、生地屋さんに行くと何時間でもいられます(笑)。」

「海外ファッション誌から、デザインなど直接的な影響を受けるということはないんですが、今のシルエットなど時代の空気感を取り入れるソースにはなっていますね」

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こちらは写真集ですね。

中村真里:「写真集を見るのがすごい好きで、本屋に行くと気持ち悪いくらいズ〜ッといたりして(笑)。」

「特に好きなのがJoel Meyerowitz,(ジュエル・マイヤーウィッツ)というフォトグラファーの作品で、これも海の写真ばかりの写真集。私、朝靄がかっているような静かな海の表情がすごい好きで、自分でもこういった写真を撮りに行ったりしています。」

「写真で見るのもモチロン好きなんですが、自分の目に映った空や海の色をグラデーションとして落とし込んでみようとか、浜辺に打ち寄せる波の揺れをフリルで表現してみようかなとか、浜辺の砂の手触りに近い質感の生地を探してみようかなとか、海という場所はそこにいるだけで、広がる風景や流れる空気感に刺激されてアイデアがドンドン浮かんでくるんですよね」

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AMEE編集部

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