友達や彼氏との約束に遅刻し、怒られてしまった経験はありませんか? 中には、仕事には遅刻しないのにプライベートでの約束には必ずといっていいほど遅刻してしまう人もいるのではないでしょうか。
そこで今日は、自分磨きの一環として時間にルーズな自分の直し方をご紹介します。ちょっとしたコツで遅刻癖は直せますので、時間にルーズな自分を何とかしたい人は参考にしてみてください。
「時間にルーズな自分」を直す2つの方法
では早速、時間にルーズな自分の直し方を2つご紹介します。
その1.前日までにしっかり計画を立てておく
まず試してほしいのは、前日までに細かい部分まで計画を立てておく方法です。
約束の時間に遅れる人と遅れない人の差は、ここにあるといっても過言ではありません。というのも時間にルーズな人は、当日の予定を当日になるまでほとんど考えないからです。
一方、時間をしっかり守る人は事前に細かく計画を立てます。
例えば約束の時間が12時なら、そこから逆算して起きる時間やメイクを終える時間、電車に乗る時間まで全て細かく計画を立てるため、彼女たちは遅刻しないのです。
そこで試してほしいのが、逆算して計画を立てること。そして自分の行動は自分で想像しているよりも時間がかかると想定しておくことも、計画を立てる上では大切なポイントです。
約束の時間を12時と想定して、具体的な計画の立て方を見てみましょう。
【時間にルーズな人が計画を立てる方法】
計画を立てるには、まず到着時間から考える必要があります。
約束の時間が12時なら、12時ではなく11時45分~50分に到着できるよう計画を立てるのがオススメです。到着時間を少し早めに設定しておくことで、気持ちと時間にゆとりが生まれます。
到着時間が決まったら、今度は逆算しながら計画を立てる作業です。
・11時45分に到着するには、何時の電車に乗らなければいけないか?
・その電車に乗るには、何分前に駅へ到着しなければいけないか?
・その時間に駅へ着くには、何時に家を出なければいけないか? ……etc.
こうして逆算してみると、起きる時間や用意を始める時間が自ずと見えてきます。
ここで大切なのは、常に少し多めの時間で計算すること。
例えば「9時に起きれば10時には用意が終わるだろう」と思うなら、そこに30分ほど加算してみてください。「9時に起きても用意が終わるのは10時半」となれば、先ほどとは違って「もう少し早く起きないと間に合わないかも」と思いますよね。
時間にルーズな人は、必ずといっていいほど自分を過信しています。1時間で用意が終わると思っていても、実際には1時間半ほどかかるケースは少なくありません。
逆算して計画を立てるときは、全ての行動においてプラス15分~30分は時間がかかると想定してみてください。そうするだけでも、きっと遅刻の回数は減りますよ。
その2.「時間」に関する価値観を改める
次に試してほしいのは、時間に関する価値観を改めることです。
時間にルーズな人は、往々にして相手の時間よりも自分の時間を重視しています。これは、言葉を換えれば相手の時間をむげにするのと同じこと。
要するに、時間にルーズな人は相手の時間を奪っている自覚がないのです。
20代も、半ばを過ぎればいい大人ですよね。子どものように「5分くらい良いじゃん」や「いつものことでしょ」などと開き直るのはもうやめて、そろそろ大人の振るまいを身に付ける必要があると考えられます。
その証拠に、あるアンケート調査では実に半数近い人が「時間にルーズな人は許せない」と答えていました。もちろん許せない理由は人によりますが、やはり時間を奪われたことに腹が立つ人は少なくないでしょう。
~時は金なり!時間は貴重な財産です~
あなたの時間と相手の時間を、あなたは対等な価値だと捉えていますか?
ピンとこない人は、こう考えてみてください。
もし相手を待つことで1分につき1,000円ずつあなたの所持金が減っていくとしたら、失ったお金をあなたは「仕方ない」と思えますか?
「時は金なり」という言葉があるように、お金と同様に時間も貴重な財産です。相手の時間を奪うということは、相手の財産を奪っているのと同じことといえるでしょう。
あなたに相手の時間を奪っている自覚がないせいでルーズになっているのだとすれば、その意識を変えるだけできっと改善できるはずです。ステキなレディーになるためにも、時間に関する価値観は1日も早く改めることをおすすめします。
遅刻癖を直して大人のレディーになろう
仕事には遅刻しないのにプライベートでは遅刻する場合、少なからず相手に対する甘えがあるのでしょう。しかしどんな相手であっても、待たせるということは相手の貴重な財産を無理やり奪っているのと同じことです。
時間にルーズな自分を直せば、きっとこれまでよりステキな人間関係をつくれます。習慣と意識を変化させることで遅刻癖は直せますので、ぜひ今日から取り組んでみてくださいね。
Written by:ながせ なみ(コラムニスト・カウンセラー)