世の中の同棲カップルの中には、彼氏が家事をまったくしてくれないのに生活費は半分ずつ出している! などの不満を抱える女性もいるようです。家事のストレスが原因でケンカになることも少なくありません。では、どのように家事を分担すればお互いにストレスがたまらないのでしょうか?
今回は、同棲カップルの家事を上手に分担するコツを3つご紹介します。
分担のコツ1.負担が同じくらいになるように分担する
後で不満を抱かないためにも、同棲カップルの家事はお互いの負担が同じくらいになるように分担しましょう。
また、家事を分担するときはお互いの得意・不得意についても話し合うことをオススメします。
いくら平等に分担しても、得意なことをするよりも苦手なことをする方が負担は大きいものです。
たとえば、料理好きな彼女と料理嫌いな彼氏の場合を想像してみてください。
料理好きな彼女にとっては夕飯の準備は楽しい時間かもしれませんが、料理嫌いな彼氏にとっては苦痛でしかありません。
そこで、まずはお互いの得意な家事や苦手な家事について話し合い、お互いに理解を深めます。その際は、得意・不得意も含めて、どんな家事にどれだけの負担があるのかなどを紙に書き出しながら考えてみてください。
たとえば、
[夕飯の準備]
負担レベル★★★★★|理由:毎日だから
[ゴミ出し]
負担レベル★★|理由:簡単だから
[洗濯もの干し]
負担レベル★★★|理由:少し時間がかかる
などと書き出していくと、どの家事がどのくらい大変なのか分かりやすいですね。
また、分担する家事をどれくらいの頻度で行うのかも決めておくのがオススメです。(例:トイレ掃除は毎週どこかの曜日で必ず1回はする、など)
平等に負担するためには、この頻度が意外と重要です。
「週に1回」と「月に2回」では負担の大きさが違いますよね。お互いの負担が同じくらいになるように分担しておかないと、後でモメる原因になります。モメ事を避けるための家事分担ですから、頻度についてもしっかり決めておきましょう。
分担のコツ2.「気づいた方がやればいい」はNG
いつまでも仲の良いカップルでいるためにも、家事の分担については同棲を始める前に細かく決めておくことをオススメします。
とくに神経質タイプと鈍感タイプの組み合わせカップルの場合は、「これは気づいた方がやればいいよね」と何も決めないまま同棲を始めるのは危険です。
多くの場合では、「いちいち決めなくても、気づいた方がやれば良いじゃん」と言うのは細かいことをあまり気にしない鈍感タイプ。
それに対して、「先に気づくのはいつもこっちじゃん!」と不満をもつのは細かいことが気になる神経質タイプです。
このような違いのあるカップルは、家事の分担や頻度をなるべく細かく決めておきましょう。
似たものカップルは働き方に注目
似たもの同士のカップルは、お互いの働き方に注目してみてください。
二人が似たもの同士で、さらに同じような勤務状況ならモメる可能性は低いと考えられます。
問題は、働き方に極端な差がある場合。
たとえば、残業の多い彼氏なら夕飯を作るのは彼女の役目になると考えられますね。
反対に、彼女の残業が多い場合はどうでしょう? 彼氏はご飯を作って待っていてくれるタイプでしょうか?
同棲カップルは二人とも働いているケースが多いため、
彼氏「俺は仕事で疲れてるんだからやってよ」
彼女「私だって働いてるし、少しくらいゆっくりする時間がほしい!」
こんな風にモメることは少なくありません。
お互いの性格と働き方を考えれば、おそらく半年後の二人を想像できます。とくに「きっとこういうことでモメるだろうな」と思うことに関しては、同棲前にしっかり決めておきましょう。
分担のコツ3.こだわりのある家事は自分でする
同棲カップルの家事トラブルで多い原因のひとつが、相手のした家事に対して不満をもつこと。
「文句を言われると次からしたくなくなる」
「自分でやり直すくらいなら最初から自分でやればいいのに」
そんな彼氏の不満をよく聞きます。
お互いの不満を避けるためにも、こだわりのある家事はこだわりをもっている方が担当しましょう。
思いやりをもって提案してみよう
家事の分担を決めないまま同棲を始めたカップルは、「家事の分担について話し合いたい」と彼氏に相談してみましょう。
同棲を始めたカップルの彼女がこの記事を読んでいるということは、おそらく彼氏よりも自分の負担が大きいと感じているからではないでしょうか。
これまでに彼氏が家事をしてくれなかったのは、「家事は彼女がするもの」と思っているからかもしれません。または、あなたが大変だと思っていることやストレスを感じていることに彼氏は気づいていない可能性もあります。
きっと彼氏には彼氏の言い分がありますので、自分の意見を押しつけるのではなくしっかりと話し合いましょう。
「私はこんなに大変なのに何もしてくれない!」ではなく、「あなたが仕事で疲れてるのは分かってる。だけどもう少し協力してくれないかな?」というスタンスで話し合うことをオススメします。
お互いに思いやりをもてなくなったら、楽しい同棲生活は終わりです。そうならないためにも、お互いが気持ちよく暮らしていけるような家事の分担を考えてみてくださいね。
ライター:永瀬なみ